「グランドスラム」野球でつかう場合の意味、由来や語源について

プロ野球の実況中継などでよく聞く言葉「グランドスラム」。ヤングジャンプ連載の野球漫画のタイトルにも有りますよね。
また、テニスやゴルフでも同じ「グランドスラム」という言葉が使われます。

略して”グラスラ”と使う方もいるようですが、野球とテニスやゴルフの場合ではどう違うのでしょうか?
「グランドスラム」の意味から、由来や語源までわかりやすく解説します。

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野球でつかう「グランドスラム」の意味

野球で使う「グランドスラム」は満塁ホームランの意味になります。

ではなぜ満塁ホームランが「グランドスラム」と呼ばれるようになったのでしょうか?
これにはテニスやゴルフの「グランドスラム」もちょこっと関係してきますので、先にそちらの意味を確認していきましょう。

テニスでつかう「グランドスラム」の意味

テニスでは、ウィンブルドン大会・全米オープン選手権・全仏オープン選手権・全豪オープン選手権という世界四大選手権のすべてのシングルスで優勝することを、「グランドスラム」と呼びます。

ゴルフでつかう「グランドスラム」の意味

ゴルフでは、全英オープン選手権・全米オープンゴルフ選手権・マスターズ-トーナメント・全米プロゴルフ選手権の4つのメジャー選手権すべてで優勝することを、「グランドスラム」と呼びます。

このように、グランドスラムはスポーツに置いて全てを制した様子を指すことになります。
テニスやゴルフだと4つの大会を制覇することですが、野球の場合ですと、満塁ホームランによって、全ての塁を埋めたランナーと自分自身がホームベースを踏み、4人の選手をホームに帰し4得点することになります。
これは、一人の打者が1打席で得点できる最大の得点数となるので、全てを制したことになりますよね。

それではこの「グランドスラム」という言葉は、どうして使われるようになたのでしょうか?
次の項目で、グランドスラムの由来や語源を見ていきましょう。


グランドスラム

「グランドスラム」の由来や語源

「グランドスラム」は英語で「Grand Slam」と書きます。
この「Grand」を日本語にすると”雄大な、壮大な”という意味になります。
そして「slam」を日本語にすると”閉める、置く、打つ”などの強い動作を行なう意味になります。
合わせると”壮大に置く”ですが、ちょっと意味が分かりませんよね。

その答えは「Grand Slam」の由来にありました。

「グランドスラム」はカードトゲーム(トランプ)の世界三大カードゲームの一つである、”コントラクトブリッジ”で使われる言葉です。
コントラクトブリッジの詳しいルールや遊び方は省略しますが、1回の勝負には13回のトリックがあり、攻撃側が宣言した以上のトリックを取ると勝利となります。
このトリックのうち12以上のトリックを取ると”スラムボーナス”という得点が加算されます。
12トリックを取ると”スモールスラム”(small slam)となります。
そして、全ての13トリックを取ると”グランドスラム”(grand slam)となります。

このように全てを制した勝利の時にもらえるボーナスの用語「グランドスラム」が、”圧倒的な勝利”や”勝利の独占”、”すべての制覇”というように広い意味を持ち、テニスやゴルフなどのスポーツで使われるようになりました。

野球でつかう「グランドスラム」のまとめ

もう一度おさらいしておくと、野球で使う「グランドスラム」は満塁ホームランを示します。

そしてこの言葉は、カードトゲーム”コントラクトブリッジ”の用語であったものが、意味が拡大解釈されてテニスなどの全てのメジャー大会を制覇する意味に使われるようになりました。
そこから”全てを制覇する”という、さらに大きな意味になって、野球の満塁ホームランにも使われるようになったと考えられます。

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