オランダの略称って何? 2文字、3文字、数字、漢字など由来から解説

チューリップや風車などで有名なヨーロッパの国、オランダ。首都はアムステルダムですよね。
ISU(国際スケート連盟)の設立国でもあります。

アイススケートの中継や冬季オリンピックの試合を見ていると、オランダの国旗の近くにアルファベットで2文字や3文字の略称を見ることがあります。
その略称をみてみる「NED」とあり、どうしてこれがオランダの略なんだろう?と疑問に思いました。
そこで調べたところオランダにはこれらの略称の以外にも、色々な略称が存在しました。漢字の略称も加えて、わかりやすく説明していきますね。

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オランダの略称

オランダの略称アルファベット2文字の場合

  • NL(ISO 3166-1)

※ ISOとは国際標準化機構という団体(スイスの非政府組織)が定めた、世界で一般的に使われる基準です。

”NL”は、「Netherlands」(ネザーランド/オランダを意味する英語)のアルファベットから2文字をとって略されています。

実は、オランダの正式名称は「低地の国」を意味するオランダ語の”Koninkrijk der Nederlanden”(ネーデルラント王国)であり、英語では「The Netherlands」(ネザーランズ)と称されています。

日本語の”オランダ”という発音は、江戸幕府が鎖国をしていた時期に、交易のあったポルトガルから伝わったポルトガル語の「Holanda」からきています。

ちなみに”オランダの~”という意味を表す英語「Dutch」(ダッチ)は、16世紀末にオランダとドイツがそれぞれ国として別れた時に、イギリスがオランダ人を「Dutch」、それ以外を「German」と指したことから始まります。
16世以前はオランダとドイツは近いところに住み、イギリス人はそれらをまとめて「ドイツ(Dutch)」と呼んでいたそうですよ。


オランダ

オランダの略称3文字の場合(アルファベット・数字)

  • NLD(ISO 3166-1)
  • NED(IOC/FIFA)
  • 528(ISO 国名コード)
  • NLG(ISO 4217)
  • .nl(ccTLD)

※IOC=国際オリンピック委員会、FIFA=国際サッカー連盟
※ISO 4217とは通貨コード
※ccTLDとはインターネットのURLの中のトップレベルドメインです(例:https://〇〇〇.nl)

”NLD”は「Netherlands」(オランダを意味する英語)のアルファベット3文字をとって略されています。

”NED”も同じく「Netherlands」からアルファベット3文字をとって略されています。

”NLG”は「Nederlandse gulden」(オランダギルダー)の「Nederlandse」アルファベット2文字と、「gulden」アルファベット先頭をとって略されています。オランダ国内では「florijn」(フローリン)に由来する”Hfl.”が使われていました。
1999年1月1日にユーロの導入により廃止されました。

オランダの略称、漢字の場合

  • 和蘭
  • 阿蘭陀
  • 和蘭陀

オランダを漢字で書くと”和蘭陀”となり、和(ワ/オ)蘭(ラン)と陀(ダ)いう発音からの当て字だそうです。
このページの先頭の方にも述べましたが、日本語の”オランダ”は、英語の「Netherlands」ではなく、ポルトガル語の「Holanda」に由来します。
「和蘭陀」の略語「蘭」は、「和蘭陀」の中文字を使用しています。”蘭学”などは有名ですよね。

「阿蘭陀」は後から作られた漢字ですが、すでに「和蘭陀」が浸透していたため、こちらが正式な漢字表記となっています。

オランダの略称まとめ

こうしてオランダの略称を調べてみると、色々な歴史があることがわかりました。
オランダの略称が「NLD」や「NED」であるのは、日本語と英語ではオランダの言い方が違っていたからなんですね。

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