「この本」という言葉の言い換え:レポートや感想文で役立つ表現

読書感想文はもちろんのこと、なにかしらのレポートや論文を書くときに、本や文献を参考にすることがあります。
本を参照したことをレポート内で表す言葉として「この本~」という言葉がありますよね。
「この本~」という表現は間違いでありませんが、他者が評価する文章においては、「この本~」が稚拙であると感じる方が多いようです。
そこで、「この本」を言い換えた表現の単語を紹介していきます。

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「この本」の言い換え

「この本」を言い換える言葉には、次のようなものが考えられます。

  • 著書
  • 著作
  • 文献(本文献・当文献)
  • 書(本書・当書)
  • 書物(本書物・当書物)
  • 書籍(本書籍・当書籍)
  • 図書
  • 典籍

現在、本・書物・書籍・図書・典籍は同じ意味として使われています。

使い方の例文

  • 参考文献によれば
  • 当書において
  • 本書中にて
  • この書の中で

など…


本

よく使われる「この本」の言い換え

論文やレポート内で使用する「この本」の格式ばった表現というものは定まっていません。
そうであるならば、どのような表現が多く使われているのでしょうか。

もちろんこれはケースにより異なるため、実際に自分が提出するものの過去のレポートなどを見ることができるのであれば、その文章から確認するのが一番確実です。
そうでない場合は、一つ一つ他者のレポートを確認するわけにもいかないので、ネットで調べることとなります。
調べた結果、「本書」や「当書」という表現が多いことがわかりました。

そこで、「本書」と「当書」の違いについて見ていきましょう。

「本書」について

「本書」(読み方:ほんしょ/ほんじょ)には、”この本/この書物”という意味があります。

「本書」の”本”は、”本人”の”本”でなく、”もと(元)”からきています。
下書きや写しに対しての正式の文書(もとの書)という意味もあります。

「当書」について

「当書」(読み方:とうしょ)は「当書」で一つの意味をなすというよりも、「当」と「書」が組み合わさっているものと考えた方がよさそうです。
「当」には”この/その”などの意味があり、それが”本”を示す「書」とつながっています。
したがって、「当書」=”この本”となります。

ただし、「本書」も「当書」も、その言葉(本書または当書)が書かれている文章全体(そのもの)を指す場合に使われることも多いです。

例えば、

  • 本書の表記方法について~
  • 本書のねらい~
  • 当書の著作権は~
  • 当書の内容は~

などです。

「この本」の言い換えのまとめ

結局のところ、「この本」の言い換えの決まった言い方はありません。
学校の先生に授業で提出する、レポートや論文、感想文などでは、ここで紹介したような言葉を、それぞれのケースに当てはめて使用してみてはいかがでしょうか。
また「この本」やそれに該当する表現を使わずに、引用文や本の題名、著者名などから表現する方法もあります。

例えば、

  • 「”引用文”」と”著者名”は述べている
  • ”本の題名”の中で著者は次のように述べている

などになります。

ただし、学界に発表するなどの正式な論文では、著者、書名、出版社、出版年などの記入するのは当然のこととして、それをどのように書くのかなど、引用の形式が決まっています。
そういった場合は、”論文の書き方”や”論文の形式”などで該当するものを調べて、それに従って記述してください。

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