「肌色」の今の言い方は何色?クレヨンや絵の具から消えた色について

クレヨンや色エンピツ、絵の具などからいつの間にか「肌色」が消えています。
これは国際化や流行などで、「肌色」から連想される色が1つではないことから、「肌色」が消えていったそうです。
もし子どもたちの間で、クレヨンなどが示す「肌色」からかけ離れた肌の色をもつ子がいれば、いじめや差別につながりかねないという配慮もあるのかもしれません。

そんな「肌色」ですが、クレヨンや色エンピツ、絵の具などから色自体が消えてしまったわけではなく、他の名称となって入っています。
その言い方や言い換えられた色は、どのように呼ばれているか調べてみました。

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言い換えられた肌色の言い方

クレヨンや色エンピツなどで有名な各メーカーの製品を見て、「肌色」にあたる色がどのように言い換えられているか見てみました。
そうしたところ、次のような結果になりました。

うすだいだい(うす橙/薄橙)派

  • サクラクレパス
  • 三菱鉛筆
  • トンボ鉛筆
  • パイロット

ペールオレンジ派

  • ぺんてる

メーカーが同じであれば、製品が違っても色の呼び方は同じです。
例えば、”ぺんてる”であればクレヨンでも絵の具でも「ペールオレンジ」となります。

こうしてみると「うすだいだい」が多く使われていますね。
「ペールオレンジ」(Pale Orange)も日本語に翻訳すれば、ほぼ「うすだいだい」となります。
ですので、「肌色」に変わる今の言い方は、「うすだいだい」と言えそうですね。


肌色クレヨン

「肌色」はいつから使われなくなった?

たしかに昔は「肌色」という色が使われていましたが、いつごろから使用されなくなったのでしょうか。

これは2000年あたりから、大手文具メーカーが会合を開いて協議を重ねていったようです。
その結果、「肌色」という呼称を使わないことを決定しました。
そして、2005年から2006年頃にかけて、全ての「肌色」という呼び方が消えたそうです。
ぺんてるは1999年以降、サクラクレパスは2000年以降、トンボ鉛筆は2001年以降に呼び方を変更しています。

英語で「肌色」の言い方は?

多彩な人種や民族いる英語圏では、肌色はなんというのでしょうか?

肌色をそのまま訳せば「skin color」となります。
しかし、これはそのまま人の肌の色を指しているだけで、色を特定しているわけではありません。

それならば、新しく使われるようになった「ペールオレンジ」(Pale Orange)でいいように思います。
しかし、「ペールオレンジ」では英語圏では肌の色という認識がないため、うまく通じないかもしれません。

そこで、ドイツのステッドラーのエルゴソフト色鉛筆のカラーチャートを見てみましょう。
色鉛筆のカラーチャート参照元:ステッドラー

こうしてみると、日本の肌色(うすだいだい)に近い色は「peach」であることがわかります。
日本で桃色だとピンク色になりますが、英語圏の「ピーチ」は”だいだい色”に近い色を表しているんですね。

「肌色」の言い方のまとめ

こうしてみていくと「肌色」という表記は,、2000年を前後に使われなくなったことがわかりました。
そして、「肌色」の言い換えとして「うすだいだい」という言い方をされるようになっています。

将来的には「うすだいだい」が主流になり、昔呼ばれていた「肌色」って何色?という逆転現象がおこるかもしれませんね。

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